当院の病棟は計6つあります。男子閉鎖病棟、女子閉鎖病棟、男女混合の閉鎖病棟、男女混合の開放病棟、児童・思春期病棟、認知症の方を中心とした高齢者の病棟です。閉鎖病棟、開放病棟には主に統合失調症、うつ病などの患者さまが中心に入院されています。
閉鎖病棟と聞くと、閉じ込められそうで怖い、という印象を受ける方がいらっしゃると思います。確かに制限は多いかと思いますが、急性期の症状を改善するため、安心して療養に専念できる病棟です。
開放病棟は、慢性期の経過をたどりながら病状は比較的安定しており、退院を目指す方が対象となっています。
いずれも患者さまが社会復帰できるよう、薬物療法を中心に作業療法、精神科リハビリテーションなどを行います。
児童・思春期病棟は、思春期特有のさまざまなお悩みや諸症状にたいして治療を行う病棟です。医師や看護師のほか、保健福祉士、心理士、作業療法士など専門の職員がチームを組み、患者さま一人ひとりの病状に応じた治療を行っています。ご本人だけでなく、ご家族や学校の先生など、周囲の支援者の方々へのサポートも大切な治療の一環と考えています。
高齢者病棟では、高齢者の精神障害の診断と治療を行っています。主に認知症、せん妄、器質性精神障害、老年期うつ病、妄想性障害などを抱える患者さまが中心に入院されています。
他精神科病院では男女混合の病棟が多いですが、当院では男子病棟、女子病棟を設けていることが特徴です。患者さまの病状や治療に適した病棟でサポートを行っています。